「伝統」と「革新」で時代をデザインしてきた関学商学部。 「Society5.0」のビジネスパーソンに求められる力を身につけるため、様々なプログラムを開発。なかでもアカデミー×ビジネスの連携による「PBL(課題解決型学習)」の拡充にチカラを注いでいます。
伝統的な学び舎にあふれる、革新的な教育をご紹介します。
PBLとは「アクティブラーニング」のひとつです。課題を見つけ、その課題を解決する過程で企画提案力やチームをまとめる調整能力、プレゼンテーション能力など、さまざまな知識と経験を獲得していく学習方法です。
プロフェッショナルの指導のもと実践的な体験をすることができるので、具体的な将来イメージがわきます。
関学商学部卒業生が開講するPBL授業もあるので、自分の将来の選択肢を広げる身近な目標ができます。
他者と協力して課題に向き合う力、意見を伝える力などビジネスで必要な能力が養えます。
関学商学部のPBLは、講義形式ではなくワークショップ形式で行います。幅広い業界のプロフェッショナルを招き、実際のビジネス課題を題材にしたケーススタディやゲーミフィケーションを取り入れた学習によって、ビジネスパーソンとしての課題解決能力を磨きます!
SDGs の基礎知識とビジネスとの関わりを理解し、グローバル課題をビジネスを通じて解決。パームオイル・ビジネスのケーススタディで問題を見える化し、企画提案力・課題解決能力を身につけます。
公認会計士や税理士の社会への使命、役割、基本的業務を学んだ後、実務の例を参考にした題材(監査、コンサルティング、税務)をもとに、ケーススタディを通じて課題解決能力や思考力を高めます。
受講生には公認会計士など専門家を志す学生もいますが、学生の進路は様々です。教壇に立つ側としては、授業を通じて受講生がCFO(最高財務責任者)も進路として意識しつつ、ビジネスを多角的に捉え、より深く理解できるようになることを重視しています。他の講義で身に付けた会計や税務の知識にもとづき、事例を通して数字を分析し有用な情報を抽出することで、経営の判断をすることを「体験」していきます。「知る」より「考える」時間に重きを置き、各学生が授業内で、自分なりの気づきを得られる構成となっています。
スタートアップ企業のプロジェクトは、すべてが思い通りにならないと言っても過言ではないかもしれません。脱線しては軌道修正し、まだ見ぬ未来のニーズを見据えて奮闘する、私自身が経験してきたありのままの姿をお伝えすることで、起業するとはどういうことなのか、少しでも伝わることを願っています。短時間で判断するのではなく、長期的視点を持って不屈の精神を持ち挑戦していく姿を、授業を通して感じてもらえればと思います。
実際の企業の収益モデルや、ビジネスの成功・失敗事例について触れていくことで、短絡的に物事を捉えることがなくなりました。ひとつひとつのプロジェクトを漠然と「黒字・赤字」と判断するのではなく、幅広い評価の視点を持つことができるようになりました。就職活動においても企業研究のポイントが掴みやすく、授業を通してとても実践的な学びを得ることができました。
授業では、実務家の先生からこれまで学んできた理論を深めることができる、リアルな話を聞けたのがとても大きな収穫でした。少人数制のため先生との距離が近く、分からないことを直接その場で質問できるため、他の一般的な授業よりもより深いレベルで学ぶことができました。先生方は非常に熱心で、質問した際にはプラスαの情報まで教えていただけるのも印象的でした。数字を通して、物事について考える力が身に付きました。
講義の前半では、ビジネスプランを組み立てる方法、顧客の課題、それに対する解決策を考え、そこに会計的視点をどう合わせていくのかについて学びました。後半は、授業内でチームを作り、自分達でビジネスプランを考案。実際にプランを作成するのはとても難しく、課題がどんどん複雑化していき、一筋縄ではいかない厳しいリアルを体験することもできました。自分の未熟さを感じることが多かった一方、プレゼン終了後の達成感は格別なものでした。
ビジネスプロジェクトの授業は、現在進行形で実務に取り組まれている先生の「実体験」の話を聞ける、とても貴重な時間でした。社会人になって働き始めたら、学び続けることはもちろん、心の持ちようが大切であることに気づかされました。心が折れそうな時や失敗してしまった時に、どうやって自分を立て直し、成果を積み重ねていけばよいのか、という具体的な話にはとても力をもらいました。
授業はグループワークで取り組む時間が長く、自分の意見を人に伝える楽しさと、自分とは異なる色々な人の意見をどうまとめていくか、「主体となる」ことの難しさを経験することができました。先生方は、これまでのキャリアを通して得たビジネスに対する気づきや、今後の目標達成に向けて、具体的にどう取り組んでいくのかを惜しみなく学生に話してくれます。豊かな人生を送るためのヒントを得られる、とても有意義な授業でした。
ビジネスプロジェクトの授業はすべてがとても濃い内容でしたが、一番大きな学びは当事者のビジネスに対する想いに触れられたことです。ビジネスを起こすということは、お金を儲けるということではなく、世の中をどうしていきたいのか、という自分なりの気持ちを持つことが大切なのだと強く感じました。この授業を受けたことで、私自身もビジネスを通して社会に新しい価値を届けられる人間になりたいと強く思いました。
PBLでは、実務者から「仕事内容」や「求められるスキル」、「将来の選択肢」等、さまざまなことを聞くことでき、ご自身の将来の目標を見つけるヒントになります。目標が見えてくると、どの授業を選択するのか、どういう意識で授業に向き合うのか、将来、身に着けるべきスキルは何かなどを考えることに繋がり、関学での学びがより有用なものになります!勉強は大変なところもありますが、大変な分、やりたいことを選べたり、選択肢が増えたりと、自分の世界が広がるので、ぜひチャレンジしてほしいです。